淡島神社祭礼

三浦半島は葉山の少し先、芦名に「淡島神社」という古くて小さな神社がある。桃の節句三月三日は、このお社のお祭りであり、三浦のお祭りの始まりでもある。去年、このお祭りの事を教えていただき、「それはぜひ行ってみなければ」と思っていたので行ってみた。

 

聞いていた通りだった。

底なしひしゃくを男根石像が祀られた祭壇に奉納する。

真ん中の三方には、子産石。

分かり易い。(笑)

こんな近所に、こんな神社があったとは。

いつもはひっそりとした漁港だが、たいへんな賑わいだった。

日本の神様たちは、おおらかで人間ぽくて好きだなぁ。

こうゆうスケベな心を隠さない日本的な感性を大切にしたい。

珍と満、やっぱり私の創造の原点です。

次は、底なしひしゃく柄の手ぬぐいを作るぞー。


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【淡島神社の祭礼】 あわせてください淡島さまよ、お礼参りは二人づれと底抜け柄杓の柄に麻を結んで奉納する祭礼は、桃の節句の三月三日に行われます。現在市内で行われている祭りのうちでも、最も古くからの民間信仰をよく伝えている行事のひとつで、民間資料としても貴重な存在です。この神社の創建年代は不明ですが、恐らく、十二所神社と同じころではないかといわれています。 祭神は、少彦名命(すくなひこな)で、体は小さく敏しょうで、忍耐力に優れ、大国主命と協力して国土の経営にあたり、人々や家畜のために医薬やまじないを行った神としてあがめられています。 当社の淡島明神は、和歌山市の加太神社の御霊をここに迎えてまつったものです。淡島明神は、天照大神の妹で住吉明神のきさきとなった神でしたが、こしけの病気があるために離縁となり、綾の巻物と神楽の太鼓を天の岩船に積み込んで紀州の淡島(粟島)に流されました。その地で、女であるがために腰の痛みの苦脳から人々を救うことを誓って神になりました。  底抜け柄杓に麻を結んで奉納するしきたりは、病の救済信仰によるもので、それが、安産、縁結び信仰に結びついたものといえます。


※配布されていた資料より抜粋